プレス金型製作における計測データを活用したリバースエンジニアリングの取組み

摘要

自動車業界では海外での現地生産拡大を狙い、同一車種の複数金型（オリジナル型·コピー型）を同一品質·低コスト短納期にて供給することが求められている。しかしながら、従来のコピー型製作ではオリジナル型の手仕上げ形状をコピー型へ反映できず、オリジナルと同様の品質向上作業を繰り返していた。そこでオリジナル型の手仕上げ後の型計測データを用いコピー型の再現を狙う取組みを実施した。その際、現状の型計測データでは意匠形状などの高品質な形状再現が不可能なため、型計測データを滑らかな曲面データへ置換する「計測面化」手法が必要となる（図1）。以下計測面化の当社取組みについて説明する。