脳血管障害による摂食·嚥下障害の診断と治療および介護法に関する研究

摘要

脳血管障害によって摂食·嚥下障害を呈する患者数は急激に増加している。 しかし「経口摂取」を希望する患者や家族と合併症としての「誤陸性肺炎」を危惧する医療者との間で種々の葛藤があり，結果的に患者の生活の質（QOL）は著しく低い。 そこで関連各科と協力して脳血管障害患者の摂食·嚥下障害に関する診断法と治療法，介護法に関する研究を行っているのでその概要を報告する。