新たな自民党政権に望むこと

摘要

筆者の予想とおり、2012年師走の慌しい選挙は、自民党の大勝利と民主党の歴史的惨敗という結果となった。今回の選挙は、自民党がとくに素晴らしい政策を打ち出したということではなく、第1に民主党が政権政党としての責任と自覚にまったく欠けていたこと。第2に第三極と呼ばれる政党が予想外に乱立し、各選挙区で票を食い合って、結果として自民党候補に有利に働いたことが挙げられる。