建設分野の技術評価制度·これからのあり方－諸外国との比較から生産性向上にむけて－

摘要

わが国の社会資本整備で，コンクリートダムの構築におけるRCD工法，海洋架橋の基礎構築におけ る鋼管矢板基礎工法等に見られるように，国が積極 的に関与して開発したわが国独自の技術がある。一 方，民間主体の技術開発を活性化させるために，国 による「新技術情報提供システム（NETIS）」や第 三者機関での新技術を評価する取組みがなされ，基 礎工法，軟弱砂質地盤の静的液状化対策工法，トンネル技術等で多くの技術が開発されてきた。