IL-31, IL-32の発現と機能

摘要

1980年代から1990年代前半にかけて, in vitroでの強力な生物活性を指標に数多くのサイトカインがクローニングされた.その後は生物活性を指標にした新規サイトカインの発見は少なくなったが, cDNAやゲノムデート夕べトスの充実に伴い,既知サイトカインとの相同性解析, SAGE法やDNAチップなどによる網羅的遺伝子発現解析,構造予測プログラムを用いたゲノムデータベースの探索,既存オーファン受容体のリガンドの探索などを通して新しいサイトカインの発見が相次いでいる.