ハイドロゲルの安定化--ゲル状噴下食およびソフトカプセル皮膜に使用されるゼラチンなどのハイドロゲルを溶媒である水の性質の側面からみる--

摘要

第16回三三大学が11月15、16日聖隷三方原病院で開催された。 三三大学とは故三石巌先生（物理学者：自ら実践し、理論化を深めて、健康自主管理システム全6巻を出版）の「三」と聖隷三方原病院の「三」から三三大学として開催され、すでに13年になるといわれている。 過去の三三大学は広汎な分野の著名な方々が勉強会に参加されている。 この大学の特徴は基礎科学に重点をおいていること。 さらに、ゼミ方式で活発に討論したり、質問したりする時間が十分あることなどである。 出席者は病院、施設の管理栄養士など、さらに食品企業の研究者などである。 今回も北海道から山口県までの参加者によって熱心に討論された。 今回のテーマは「水の構造からゼラチンゼリーの特性をみる」である。