人にも環境にも優しいロングマット田植え

摘要

水稲の機械移植栽培は、昭和40年代に技術として確立した。 今では、乗用型高速田植機が増え、ますます作業の高速化、高能率化が図られている。しかし、田植え方法は、この40年間基本的な型は変わっていない。長さ60cmの苗箱を用いて苗を育苗し、1ヘクタールの田んぼには200枚が必要である。 田植えまでにはこの苗箱を何回も取り扱い、田植えの時にはオペレータに手渡す補助者も必要である。 田植えの補助は、主に女性や高齢者が行っており、大変きつい仕事となっている。