地域活動推進のための地域診断手法の開発

摘要

山口県の農業集落数は1980年からの10年間で98,蘇く1990年からの10年間で318と大幅に減少している注1'o特に1990年からの10年間の減少率はマイナ女7.1%で全国でも3番目に位置しており,上位2都県が東京都,神奈川県であることを考慮すれば,農業依存度注2〉の高い本県にとって農業集落の崩壊が著しく進む地域を抱えていることは重要な問題といえる.なかでも,過疎化.高齢化が著しく進行する中山間地域では,農家戸数の減少や耕作放棄地の増加などによる集落嘩能の低下だけでなく, 「小規模.高齢化集落」という言葉が示すように,集落そのものめ消滅が危倶される地域もでている.