土が変わる、酵素で変わる⑨ ～愛善酵素農法の基礎知識～

摘要

自給肥料として「天恵緑肥」が研究開発された歴史は古く、今から六十年前、一九四六年にさかのぼる。 微生物酵素農法の創始者、島本覚也が、自給肥料の一つとして考案したものである。 当時、人糞尿は、堆肥とともに貴重な肥科で大切に使われていた。 この下肥に発酵微生物（バイムフード）の原形である原種を投入して発酵させた液肥（これを酵素下肥と呼称している）を野菜に使用すると、発育が目立って旺盛となり、品質の良いものが多収されることで注目された。