母親ラットを介して投与されたゲニスティンの乳仔ラットの骨形成に対する影響

摘要

大豆イソフラボンは人の健康に有効であり，その主成分であるゲニスティンヘの関心は近年世界中で高まっている。 とくにゲニスティン，ダイゼインは，エストロゲン様の活性を持つことからも，冠状動脈疾患，様々なホルモン依存性の癌，骨租軽症に有効であることが報告されている。アジア諸国において大豆製品は日常的に摂取されており，日本人は伝統的な食事から1．5mg／kg／dayのゲニスティンを摂取するのに対し，欧米諸国では食事からの摂取量は0．2mg／kg／day以下であると報告されている。