アユを中心とした事業を全国的に展開 ～環境に配慮し水産資源保護に取り組む～

摘要

アユ養殖には湖産種苗、海産種苗、人工種苗の3つの種苗が導入される。湖産種苗は琵琶湖原産の湖と河川を行き来する生態を持つ種苗、海産種苗は河川から降下したアユが卵の由来となる種苗、人工種苗は河川または養成他の親魚から人工採卵し、光処理によって成熟を促進させ、採卵時期を調整できる種苗である。 このように、これらの種苗はそれぞれ異なる生態的特徴をもち、入荷の時期も変わってくる。そのため、養殖業者はそれぞれの特徴に合わせて種苗導入している。多くの生産者にとっては、種苗導入が養殖生産の第1歩なのである。