晴乳類の胚操作と畜産への応用と将来（93）ⅩⅩⅩⅠ　ラクダのARTsと胚操作

摘要

ラクダ類の生殖器官は形態学的に反泰家畜と比べて卵巣嚢が大きく，子宮角間靭帯の欠如，良く発達した卵管子宮接合部の乳頭状突起やらせん状頚管構造などが特徴である。　ラクダ類の卵巣の大きさや形は年齢，卵胞黄体の有無や発達の状況によって変わってくる。　未経産個体では卵巣はいわゆる卵型で丸く，フラットな表面をしているが卵胞の発育に応じて凹凸ができ変形してくる。　卵管，子宮角，頚管，腔などの大きさや特徴は表3卜5に示した。