中国エレクトロニクス 13年の注目ポイント 第2回 地方政府が半導体工場に資金支援 国産パワーデバイスの量産拡大

摘要

2013年の中国エレクトロニクス業界の注目ポイントを解説するシリーズ2回目。今回は中国半導体製造の「ハイテクシフト」について解説する。日本の半導体工場はこの数年、設備投資が大きく落ち込んでいる。DRAM製造のエルピーダは米マイクロン傘下で再建中。ルネサスエレクトロニクスは産業革新機構(INCJ)などの官民救済で事業を立て直し中だ。日本の半導体業界には、新たに工場投資する余裕がまるでない。さらに、13年は日本各地で複数の200mm工場が閉鎖となる。UMCジャパン(千葉県館山市)は5月に生産ラインの装置を解体。TIジャパン(大分県日出町)は6月に完全閉鎖。旭化成。ハワーデバイス(館山市)も9月に閉鎖し、一部を延岡工場(宮崎県)に移管する。