電磁波の有用性高校生に伝える

摘要

今回は「電磁波の透視能力〜異なる波長で異なる能力を持つ不思議な力」と題し、電通大大学院情報理工学研究科の木寺正平助教が講師を務めた。参加者は高校生など36人でヽ同大のオープンキャンパスに合わせて開催した。電磁波はヽ通信や携帯電話、テレビ放送ヽ医療検診など、日常生活の中で当たり前に利用されている。木寺助教は講演冒頭のあいさつで「電磁波は現代社会の根幹を支えています。電気と磁気の関係や電磁波の性質、電磁波の波長と透視能力について、なるベくやさしい言葉で皆さんに説明します」と語った。電磁波の歴史からヽ関係する方程式ヽ性質などを説明。波長の長さで様々な利用法があることを示した。例えば、波長の長い超長波(VLF)は潜水艦通信や地震予測研究に、長波(LF)や短波(HF)はラジオなどに、極超短波(UHF)は地上デジタルテレビなどに利用されている。極めて波長が短いX線はレントゲン検査で、ガンマ線は滅菌に活用されている。