実現の意義大きい

摘要

中島研究員の話「今回の実験では、MnSiを用いたが、この物質におけ る磁気スキルミオンはマイナス240度C以 下の非常に低温で現れるので、基礎原理を示したデモンストレーション 的な意味合いが強い。ただ、現在室温で磁気スキルミオンを示す物質も見つかつており、今後の発展が注目されます。また、測定技術という点 からは、物質の磁気的な側面を見るのが得意な中性子散乱という手法で100分の1秒という時間分解能を実現できた意義は大きい。今後、様々 な磁石材料などに使われる部品についても、時間とともに変化する性質 を観測するためにこの技術が活用されることを期待したい」.