メタボ関連肝ガン新バイオマーカー医科歯科大が発見

摘要

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学分野の田中真二教授らの研究ダループは、ヒトとマウスのメタボ関連肝ガンを用いた異種間クラスタリング解析により、共通して高発現する遺伝子FABP4を同定し、メタボ関連肝ガンにおける悪性化メカニズムの一端を世界で初めて明らかにした。腫瘍内肝星細胞におけるFABP4の発現が、メタボ関連肝ガンの新たなバイオマーカーになることを発見した成果であり、今後、メタボ関連肝ガンの新しいバイオマーカーとして臨床応用され、さらにFABP4を標的とした治療薬開発にもつながると期待される。