パッケージ材料事業部門 6月末 新藤電子に譲渡

摘要

日立電線は14日、新藤電子工業に対し、6月30日にパッケージ材料事業部門を譲渡することを決定し、同社と事業譲渡契約を締結したと発表した。同社グループが推進中の中期経営計画「リニューアル・プランBRIDGE」での経営基盤強化と事業構造改革の一環として実施するもの。パッケージ材料事業は需要減少と価格下落で厳しい事業環境が続いていた。TAB専業メーカーの新藤電子に事業譲渡することで、同社で両社リソースの活用およぴ技術シナジーの創出やコスト構造改革を実現し、事業の発展が可能になると判断した。パッケージ材料事業部門は、各種TABテープおよびパッケージ実装の開発•製造・販売を行い、12年3月期の部門売上高は75億4900万円。