パーシステントホモロジーによるPolyakov loop分布の解析

摘要

本研究では、格子QCDの有効模型を用いて、Polyakov loopの位相を指標にして区分けした格子空間の点分布を、パーシステントホモロジーを用いて解析を行いました。これにより、閉じ込め相と非閉じ込め相のそれぞれで、特徴的な構造を抽出することができました。今後は、純SU(3)ゲージの格子計算への解析手法の適用や、ブラケットを用いたPH解析の検討を行いたいと考えています。