ナノファイバーと超低坪量湿式不織布の複合化によるNanofiber Overlaid Nonwovenの開発

摘要

エレクトロバブルスピニング法は，生産性を重視した設計思想のもとに，低コストのナノファイバー不織布の実用化を目指して考案された紡糸技術である.この紡糸法は，紡糸液表面から直接ナノファイバーを生成させることを特徴とするが,生産性を向上させるために，紡糸液の表面積を増大させる工夫が施されている.即ち，紡糸液に圧縮空気を供給することによりバブルを発生させ，紡糸液表面積を増大させるというものである.このような工夫により生産性が格段に向上し，ナノファイバーの製造コストが低減される.