DARPAとは？ーその最新活動状況についてー〈後編〉

摘要

DARPAは、下車歩兵部隊に最先端兵器システムを装備させるための2つのプログラム「SXCT (Squad X Core Technology)(写真 8 )」と「SXE (Squad X Experimentation)」を進めている。前者は、分隊の状況認識能力の向上拡大と戦場を支配できる、より効果的な技術の開発を目指すものである。その中心となる技術は、無人機、無人地上車、先進センサーや機械学習などの新たな技術であり、これを開発し、統合化し、下級部隊用の武器システムを作り上げることである。後者は、この武器システムと 分隊の試行チームを設計、開発し、実験を行い確認することである。この目的は、分隊が電磁スぺクトラムゃサイバー空間で、火力と機動力の調和を図り、敵に勝る能力と機能を保持し、特に、今後予想される都市部での脅威に対して対応できることである。その細部は、JADI 2018年7月号掲載「米陸軍ロボッテックス&自律システム戦咯の概要とその開発状況について」に記載してあるので、参照して項ければ幸いである。この実験の成果が、次の「OFFSET」プログラムに反映されていると考えている。