事故対策に関する高知市の取り組み

摘要

高知市は、四国南部のほぼ中央に位置し、北は四国山脈、南は黒潮が流れる太平洋を望み、浦戸湾と7つの河川に分断されるように市街地が形成された温暖な気候の地方都市である。本市の公共下水道事業は、昭和25年に事業認可を受けているが、年間平均降雨量が約2,700mmと多く、雨水対策を優先した整備を行ってきたことから、汚水整備については、平成25年度末までの処理区域は約2,836ha、下水道普及率は56.4％で全国平均77.0％と比べて大きく遅れている状況である。