景観を構成する要素を抽出し、翻成することで生まれる新しい風景

摘要

本計画は紙専門商社最大手の曰本紙パルプ商事が保有する旧JPビルの、オフィス·ホテル·店舗からなる複合施設への全面建替計画である。日本では、三井不動産が官·民·地域一体となって「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに「日再生計画」(Fig.02)を推進しており、この地で多くの施設を手掛ける同社がプロジェクト·マネジメントを担当した。本計画は「日本橋再生計画における北のゲートウェイ」として位置付けられているが、日本橋の景観を形成する要素を「構成」や「スケール」、「記号」などの視点で抽出し編集することで、上記コンセプトに合致しつつも独自性のある施設計画を実現できるのではないかと考えた。