仙台'社の都'をつくった「四ッ谷用水」

摘要

慶長6年（1601)仙台藩祖の伊達政宗が, 仙台に開府してから間もない寛永6年(1629) に，広瀬川の水を導水した水路ができました。 それが四ツ谷用水です。いまもその流れは約 400年の間，絶えることがありません。仙台 市民の水関係団体によって組織された四ツ谷 用水連絡会は，この四ツ谷用水を平成28 年度土木学会選奨土木遺産として公募候補に 推薦し，土木学会の遺産認定を受けました。 そうして，平成29年（2017) 6月には認定記 念フォーラムを，土木学会東北支部との共催 で開催しました。高校生を含む多数の市民の 方々が参加し，好評を得ることができました。 杜の都といわれる仙台の町は，四ツ谷用水と 地形.地盤が作り上げた水環境によることを 参加者皆さんが知るところとなりました。