災害監視無人機システム研究開発 小型無人機の対人衝突安全の評価

摘要

JAXAでは災害救助活動に有効な上空からの画像 情報などを提供する災害監視無人機システムの検討 を行ってきた[1][2]。 2012年11月には大樹町歴舟川上 流での災害監視実証実験として、JAXA初の非高密度 有人地域(人口密度の少ない有人地帯)での無人機の 飛行を行ったが、ここでは立ち入り制限された実験 場内での飛行とは異なり、地上に人がいる環境であ ることから、より高い信頼性と安全性が求められた。 しかし災害監視無人機は、小型のために搭載物の制 約を大きく受けたことから、有人機並みの高い信頼 性を確保することは難しく、その結果飛行できるェ リアは非常に人口密度の低い場所に限られた。