需要家電力資源からの調整力による電力エネルギーサービスのユースケースとその国際提案

摘要

電気学会産業応用部門スマートファシリティ技術委員会「スマートグリッドの電気事業者·需要家間サービスインタフェース技術調査専門委員会（SGTEC）」では，国内の電気事業者と需要家の有する負荷·発電設備などの電力資源（分散型電源）を活用する電力需給調整，電力取引などに関する電力エネルギーサービスのユースケース化，および，これら国内業界実態，関連機器制御，その運用などを考慮したシステム使用の実現検討および標準仕様書の作成を行い，現在までに計4期（9年間）の活動を行っている。本稿では，第4期（活動期間2016年10月から2019年9月）で取り組hだ4つのエネルギーサービスのユースケース化および標準化の状況について報告する。