液中プラズマ法により合成された12CaO·7Al_2O_3系化合物の構造解析

摘要

12CaO·7Al_2O_3（C12A7と略す)は［Ca_(24)Al_(28)O_(64)]~(4＋)で表され、単位胞は正に帯電した12個のかご構造から構成されている。格子に属さない2つの自由酸素イオンをかご内に包接することで構造が安定化することが知られており、包接された自由酸素イオンは適切な処理を行うことで樣々な陰イオン種（e~-，H~-，OH~-，Cl~-等)に置き換えることができ、イオン種の置換により様々な特性が発現することが報告されている。近年、間根山らにより液中プラズマ法によるC12A7合成法が報告された［1］。