トレーニング動作に応じた筋力トレーニングスーツの負荷力制御

摘要

ISS（国際宇宙ステーション）など微小重力環境派では、骨量減少や筋力低下など身体構造や心身機能への悪影響が報告されており、その対策として主に運動を実施している[1]．筋力低下に対して，ISSでは，宇宙飛行士はARED（Advance Resistive Exercise Devices）を用いて毎日1時間程度の筋力トレーニングを実施しており、等速性運動における筋力評価では，6カ月の滞在で筋力は維持できている、もしくは向上している［2］．しかしこの装置は大型，重量があり，かつ据置型であるため，運動場所が限定されてしまうこと，また将来の宇宙探査（有人火星探査等）では，長期間のロケット移動となるため，小型·軽量·少スペース·省電力のトレーニング機器が重要視される．