アンカーポイント理論による人の認知領域の形成過程:秋葉原にみる人の趣味との対応関係

摘要

今、都市の全体像は分かりにくいものになっている。それはメディアにより都市の情報が婉曲されて伝達されていることや、都市のイメージはその人の行動や目的・経験によって異なるためである。本研究では秋葉原を対象敷地とする。秋葉原は日々変化している都市の一つである。そこで活動する人の都市のイメージの形成には、趣味が大きく影響すると推測する。本研究では秋葉原において人が認知する領域に着目し、その領域がどのように生まれ・分布しているのかを分析することで都市がどのように認識されているのかを研究することが目的である。