小学校算数科における正多角形の学習支援ロボットの開発

摘要

今日，情報技術の革新に伴い，コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されている。そのような社会の中でコンピュータをより適切に活用していくためには，その仕組みを知ることが重要となる。このような背景から，平成29年告示の学習指導要領において小•中•高等学校を通じてプログラミング教育を実施することとし，令和2年度から小学校においてプログラミング教育が導入されることとなった。しかし，このプログラミング教育の実施に向けて，平成30年度小学校プログラミング教育の取組状況に関する調査書(以下，小学校プログラミング教育の調査書とする）によると，ICT機器の環境が整っていない地域での実践が難しいこと，適切な教材不足，プログラミング教育と教科のねらいの両立が困難である，ど課題が挙げられている。