地域資源管理に関わる担い手形成の課題としての地域生活の個人化・孤立化:都市近郊農村における生活の都市化に関する研究その３

摘要

本編では、都市近郊地域における地域づくりへの若年・勤労者層の参加が少なく、地域資源管理の後継者問題、継続性が危ぶまれているという問題意識があり、勤労者層の多くが、地縁と関係なく、個人、家族で余暇を過ごして、地域におけるつきあいがほとhどない（都市近郊農村の都市化の一形態）ことが明らかになり、地域資源管理の持続可能性という点で克服しなくてはならない課題として提起することができた。同時に勤労者層が地域へ帰っていくための条件、阻害要因の明確化と除去が今後の課題であると言える。