公共図書館の評価に関する研究:その３ 満足度調査の試作と実施

摘要

本研究により、改善の必要性のある図書館を把握すること、そして利用している図書館と、求めている図書館が必ずしも一致していない場合もあることが把握された。また、対象の類型化よって「知的」と「気軽」が両立することも分かった。これらは全て、個々の図書館が単独で調査を実施してもわからないことである。本報で示した調査分析プロセスは、今後の図書館CS 調査の標準版として提案しうると考えている。