建築家ルイス・アーメイとエルドン・デービスの経歴と作品

摘要

これまで見てきたように、L.アーメイとE.デービスはカリフォルニア州ロサンゼルスを中心に活動し、グーギースタイルの建築を数多く残してきた。1940 年台後半に２人で独立して以降、1950〜60 年代に多くのグーギー建築を設計した。彼らのデザインは移動中の車内からでも容易に見つけられよう、大きなサインと勾配のついた独特の屋根を持ったものが多く、通りに面したファサードには大きなガラスが使われており、外から中の様子が一目で分かるようにデザインされている。また、外構にはパームツリーなどの植栽を積極的に配し、自然石などの材料とプラスチックのような新建材を巧みに組み合わせ、ロサンゼルス特有の新しい空間を作り出すことに成功したと言えるだろう。