アメリカの学校建築における学習空間に関する研究 その２アメリカの学校建築にみる学習と教室空間の設えに関する分析・考察

摘要

学習内容や授業目的によって必要となる空間の広さや用途は変化するが、教室やその周辺に柔軟性と多様性を持たせることで目的に沿った学習の場を設けることができる。また、ICT の発達によって作業内容による場所の制約が少なくなり、個人からグループまで活用できる学習環境の提供が可能となる。よって、グループ学習などの能動的な学習空間のためには機動性の高い家具と様々な目的に応じることができるICT の導入で教室や周辺の設えに柔軟性を持たせ、生徒や教師に多くの選択肢を与えることが重要である。