先が見えないタカタのエアバッグ問題

摘要

問題解決の糸口がなかなか見つからないタカタのエアバッグ。年々リコール台数が増えるなか、各国政府はリコールがどこまで増え続けるのかを懸念している。タカタが2000年以降製造してきたエアバッグに使用されるインフレーターが火薬の異常爆発で破壊、金属片が乗員めがけて飛散するというのが主な事象だが、この爆発の原因がいまだに正確に特定できておらず、これがリコール台数を増やしている理由だ。現在、その数は世界中で数千万個と言われている。