調査研究委員会第二分科会報告書概要 - 旅客サービスにおけるオープンデータ活用に関する調査研究

摘要

前回調査報告「鉄道サービスの改善に向けたICT活用に関する調査研究」にて駅のWi-Fi設備状況や外国語対応等ICT活用ケースの調査報告がまとめられ、この中で多くのお客さまがスマートフォン上アプリケーションでの情報提供の充実、多言語化などが期待されると記されている。今回これらの情報の流れの1つとしてオープンデータの活用について調査とりまとめを行った。本調査研究では時刻表アプリなどをスマートフォン等へ情報提供している情報活用者、運行情報や列車遅延情報等をもつ鉄道事業者、これらを情報入手、参照する利用者の3つの視点からオープンデータ提供、活用事例、要望や課題など調査を行うため3つのWGを設け活動した（図-1）。（1）利用者視点でのオープンデータ活用に関する調査研究（WG1）（2）鉄道事業者視点でのオープンデータ活用に関する調査研究（WG2）（3）情報活用者視点でのオープンデータ活用に関する調査研究（WG3）なお、調査研究報告書での記載順と同様に本報告でもスマートフォンアプリケーションの状況、課題など情報活用者（WG3）、鉄道事業者（WG2）、利用者（WG1）の順にて記す。