コラボレーション 業務プロセス：コラボレーションにはルール？柔軟性？

摘要

技術者間でデータをやりとりしてコラボレーションを実行するには，どの情報をどのタイミングでだれに流すべきかをはっきり整理するのが一つの方法だ。しかし，決まったルールに沿って仕事を進めるだけでは，臨機応変にさまざまな問題に対処するのには向かないのではないか。 あるいは，結局成果物の管理になってしまい，設計途中で意見を盛り込むことは難しいのではないか－。 ルールを決めた方が良いか，ルールでしばらずにできるだけ多くの情報を共有するのが良いか，アンケートで聞いてみた結果が図1(a)。 意見は2分されている。 特に設計技術者に限ってみれば「ルールで制限しない」が約46％，「ルールを決めるべき」が約48％と完全に割れており，生産技術者ではルール派が45％に減ってしまう。 経営者と情報システム部門の担当者はルール派が多かった。