経済成長期のベトナムにおける地元企業の環境安全保健マネジメントのグッドプラクティスアプローチ

摘要

経済発展が著しいベトナム南部カント市において，現地の労働衛生環境センターをカウンターパートとして，参加型安全衛生活動10年の経験を基礎におき，環境保護に焦点をあてたプログラム＝WIPE（Work Improvement for Protection of Environment）を開発した．2005年に現地を3回訪問した．第1回訪問では，5工場を訪問しすでにあるグッドプラクティスを収集し，労使にインタビューを行った．第2回訪問では，パイロットトレーニングコースを実施し9工場，25名がアクションプランを作成した．第3回訪問では，トレーニングキットを用いた，工場でのWIPE活動を見学し，408件の改善事例を収集した．