3Dマシンコントロールのブルドーザへの適用－民間小規模工事での活用

摘要

近年、位置把握技術、通信技術、情報処理技術等の情報化分野の急速な発展に伴い、建設分野においても情報化施工の一環である三次元機械制御システム（3-Dimensional Machine Control System：以下、3D-MC）が実用化され、普及しつつある。 また、2003年には「TS·GPSを用いた盛土の締固め情報化施工管理要領（案）」がとりまとめられ、情報化施工の適用範囲が拡大されつつある。 弊社でも2004年よりブルドーザ、モーターグレーダに3D-MCを導入し、実施工においてその機能と性能を確認してきた。 本稿では、3D-MCブルドーザにおける大規模公共工事での活用を経て、小規模の民間工事への適用までの使用形態と、現在の活用事例を紹介する。