焼成帯用クロムプリーれhがの開発

摘要

セメントロータリーキルンの焼成帯では，原料に由来するコーティングが耐火物表面に付着することで，耐火物が高温に曝されることを防いでいる。しかし，シェルからの機械的応力や，近年ではリサイクル原料の多様化によって，コーティング付着が不安定となっている。コーティング付着が不安定になることで耐火物が溶損，または融液の耐火物への浸潤に伴う構造スポーリングによって損耗が加速し，寿命が低下する事例が発生している。当社は操業条件の変化に対応して，多くの塩基性れhがを市場に供給してきた。今回,高い耐食性とコーティング付着性を兼ね備えた焼成帯用れhがを開発し，実炉使用したのでその結果について報告する。