癌疼痛緩和に対する薬局薬剤師の役割 外来患者さhへの薬局薬剤師の関わりを通して

摘要

末期の癌治療と言えども延命を求めることは当然であるが，以前はそれによる疼痛緩和に不十分な点が見られた．しかし，近年麻薬の適正使用の課題が活発化してきたことは末期癌の在宅治療に光明が得られることになったと考える．以前は"麻薬中毒"というイメージから，医療者の麻薬処方量が少なかったり，患者も適正に服薬を行わないため適切な癌疼痛緩和が得られず，結果としてQOLの低下を招いていた可能性がある．