インドネシア西ティモールにおけるWFP国連世界食糧計画フード、フォー、ヮ一クる植林カーボン、オフセット'プロジェクト

摘要

2008年4月からWFP国連世界食糧計画に出向 の機会を得た。この年は石油価格の高騰に連動して 食料価格の記録的な高騰が観測され「世界から『余 剰』食料が消えた年」となった。国連最大の人道支 援機関であるWFPにとつても，気候変動による水 不足や作物適地の変化や，人口増から予測される深 刻化していく世界食料事情に呼応した農地の囲い込 みや，温室効果ガス削減政策に後押しされるバイオ マスエネルギー生産ブームなどにより，これまで資金、食料現物出資をしてきたドナ一各国からの支援 を得ることが困難となってきた。一方で，旱魃ゃ大規模な台風，サイクロン等が頻発し，各地で内戦や 地域紛争が激化し，人道的支援の必要性はますます 増す中，WFPとしても新たなドナーを発掘し，資 金源を確保するための大きな転換を迫られる状況に なつた。