就職先や将来の家庭と仕事の両立に悩む工学系女子学生の方へ

摘要

入社以来一貫して蒸気タービンの研究開発，特に振動強度，信頼性に関する研究に従事しています。ここ数年はタービン動翼に作用する非定常力について研究しています。この非定常力はNPF （Nozzle Passing Frequency）励振力と呼ばれるもので，静止したノズル近隣に配置された回転する動翼に生じる，ノズル本数×回転数の整数倍の周波数の励振力を指します。非定常力は翼形状や静翼－動翼間距離など多様な因子の影響を受けて複雑に変化するため，事象を解明し翼の信頼性を確保することが望まれています。なお，非定常力は蒸気タービンのみならずガスタービンにおいても生じます。