プラスチック容器包装廃棄物のリサイクル

摘要

容器包装リサイクル法（以下，容り法と記す）が平成7年に制定，公布されてかち8年が経過した．ガラスビンやPETボトルのリサイクルは平成9年度より，また，プラスチック製容器包装と紙製容器包装のリサイクルも平成12 年度より始まり，リサイクルは着実に進展してきている．この法律はごみ（一般廃棄物）の減量·リサイクルを目的として，一般廃棄物中の容器包装廃棄物を一般消費者による分別排出と市町村による分別収集，そして事業者による引取り·リサイクルの3者の役割分担により行う事となっている．実際には事業者（容器の製造や利用事業者，輸入業者も）は指定法人として設立された（財）日本容器包装リサイクル協会（以下容り協と記す）にリサイクルを委託することにより義務を果たしている．