トランプカードゲーム[ババヒキ]だれや

摘要

私の青年時代、米国のケネディ大統領は憧れの人であった。超大国としての風格と時には他国の事まで慮る政治手法に共感を覚えた。しかし、残念なことに暗殺され、一転、恐ろしい銃社会米国の国内事情を世界に知らしめた。我が国は戦後、政治手法、外交、経済、司法制度等々、米国を手本として旧敵国から一転、最大の友好国に転じ、時には属国の体（てい）を揶されるに至る。しかし、トランプ新大統領の就任で米国のイメージは変わった。ご本人の品格はともかく「アメリカファースト」を連発。正に下手な鉄砲も数打ちや当たるで、大統領令を乱発し国内外で注目の的である。移民国家でありながら、根底に白人優位社会の伝統を秘めた人々を採掘した感あり。国民を2分したごとく多民族国家の厳しい内面を見ることができた。特にトランプ大統領は不動産屋として、常に損得が明快な経済人として、対世界と国内政治の運営に損得だけの手法が通用するか疑問である。