分娩後80曰の接精開始が繁殖、乳生産ともに好ましい:胎率低下と泌乳中後期の乳量增で分娩間隔が長期化

摘要

乳期当たりの乳量増加に伴って、泌乳中後期の乳量が増加した。これまで、1年1産あるいは380曰程度が適切な分娩間隔であるといわれてきたが、近年の乳量増加を 考えると、適切な分娩間隔について見直す時期であるように思える。そこで、2018 年2月の日本畜産学会誌に掲載された按田、近藤らの研究結果を中心に、受胎率と乳量 を考慮した適切な分娩間隔と授精タイミングについて考察する。（筆者）