熊本県のカキ養殖用簧を用いたアサリ養殖実証試験

摘要

熊本県上天草市沿岸ではクルマエビ養殖が盛hに行われ、全国屈指の生産量を誇っていた。しかし、平成5年のウィルス性感染症により生産量が落ち込み、多くの養殖業者が廃業した。上天草市でも特にクルマエビ養殖が盛hな大矢野町維和地区(図ー)においては、現在43池の養殖場が現存するものの、22池は遊休状態となっており、どうにかこの遊休クルマエビ養殖場を活用できないか模索していたところ、27年度に熊本県水産研究センターが波浪の影響を受けることがない半築堤式の遊休クルマェビ養殖場を活用したアサリ養殖の試験を実施していたことが分かった。