作業姿勢の相違がコンピューターによる計算課題の成績に及ぼす影響 -近赤外線分光法を用いた検討-

摘要

技術革新に伴う日常生活や仕事における作業の機械化-自動化は，世界中の人々の日常生活，および仕事現場に 座位行動の長時間化をもたらしている.座位時間の多寡 が総死亡リスクに及ぼす影響につレ、て検討した報告"で は，一日の総座位時間が11時間以上の成人は，世界保健機関（World Health Organization: WHO)が健康増進， および伝染病予防のために推奨する身体活動量を満たし ているか否かに関わらず，総座位時間が4時間未満の成 人に比べて，肥満，心血管疾患などによる死亡リスクが1.4倍高くなると指摘されている.また，立位や歩行動作 が伴うことが多い仕事に従事する女性は，仕事中の座位 時間が長い女性に比べて，総死亡リスクが32%,がh死 亡リスクが40%低くなると報告されている.