高等学校数学科における?「問題作り」とその評価に関する実践研究

摘要

本研究では,「問題作り」を「学習した知識?技能を活用して問題を作りポスタ一にまとめて発表し互いに評価する協働学習活動」と規定し,教科の知識?技能を生かしっっ,深い学びの在り方を追究する.それとともに,その評価方法として,教員にょるル一ブリック評価に加え,生徒自身が評価主体になることを重視し,生徒がル一ブリックで自己評価することや評価シ一トで他者のポスタ一発表を評価し,ベストポスタ一に投票する試みを行う.授業実践の結果.「問題作り」にょって,数学の楽しみ,内容活用力,評価の視点,に関する示唆を得た.「問題作り」は,多くの生徒に数学の学習と,身近な自然や日常との関連を感じさせるとともに,深い学びをもたらすきっかけになると考えられる.