3期科技基本計画に向け報告書作成8重要領域と7推進方策を提言

摘要

文部科学省と経済産業省はそれぞれ、2006年度から始まる第3期科学技術基本計画に向けたナノテクノロジーの研究開発に関する提言をまとめた。 文科省はこれから重要になる領域として、量子による情報通信原理や分子·バイオ·スピンエレクトロニクスなど8件（Fig1）を示し、全国の研究者が使いやすい施設の整備や、実用化へのビジョンを持った産学連携を推進すべきだと指摘。 経産省は安全·安心で、環境に調和した社会の実現に向け、ソリューション型·オープンリソース型経営戦略の強化など7つの推進方策（Fig2）を実施すべきだと提案した。