3)ChIP-シークェンス(ChlP-seq)法を用いた婦人科がhにおける ヒストン修飾が及ぼす癌化メ力二ズ厶の解明と ェピゲノ厶標的治療薬の探索について

摘要

ェピジエネテックスはDNA塩基配列によらな い遺伝子発現を制御?伝達するシステムと定義さ れる.「ェピ」というのは「上の」という意味があ り，ジエネティックスは遺伝学という意味なので， 上流の修飾が下流の遺伝子発現を調節するといい 換えることができる.さらにわかりやすい表現と しては「遺伝子のスィッチ」と表現できる.ェピ ゲノムはェピジエネテックスが扱う遺伝情報であ り，ェピゲノムの例として一卵性双生児や細胞分 化が挙げられ，重要なことはゲノム情報が同じで あっても表現型は異なるという点である.ェピゲ ノムの分子メ力二ズムはDNA メチル化とヒスト ン修飾が挙げられる.ヒストン蛋白はH2A， H2B, H3, H4,のコアヒストンがそれぞれ2つ，8量体を 形成している.このヒストン蛋白にDNAが卷き 付き，ヌクレオソームを形成し，ヌクレオソームの集合がクロマチンと考えられている.ヒストン 修飾はヒストンティルで行われている（図1).ヒ ストン修飾はァセチル化，メチル化，リン酸化等 が挙げられる.ヒストン修飾酵素?脱修飾酵素によってヒストン修飾されることによって，DNA が緩み開いたり（ユークロマチン），ヒストンに DNAがきつく卷き付いて閉じた状態（ヘテロク ロマチン）に変化する.つまり，ヒストン修飾はク ロマチンの立体的な構造変化を促すことにより遺 伝子を調節すると考えられている.